Under the Roses

-薔薇の下での誓約の元に-

3.貴方の瞳が懐かしい

ようやく落ち着いて自己紹介が出来、

会食がはじまると…

予想外の変化が私に起こった

 

あれ?

この男性の事を

私は何故か

とても良く知っているような気がする

 

はじめて逢ったのに懐かしい…

彼の大きな瞳を知っている

そんな不思議な感覚…

 

彼は決して

饒舌なタイプではないけれど

自分の言葉で一生懸命に話す人

 

そして

 

私が話す少しマニアックな

意地悪な内容に対してでも

 

完璧な受け応えをしてくるから…

 

いつしか、先輩の事は忘れて

彼との会話に夢中になっていった

 

こんなに繊細な感性を

共有出来る人は

うまれてはじめて

 

そして淡々としていて

あまり表情を変えない

造形物めいた外観の彼が…

 

その実、

この会食をとても楽しんでいて

 

私は、その彼に

物凄く好かれた事を

この場で何とはなしに

感じていた

 

帰り際の階段で

彼がハイヒール👠の私を気遣って

私のウエストをグッと掴んで

エスコートしてきた時に

その想いは

確信に変わった

 

『私は彼に、好かれている』

 

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#ツインレイ
#スピリチュアル