Under the Roses

-薔薇の下での誓約の元に-

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54.Love of My life

彼から 貰ったイヤフォンが嬉しくて 私の生活に 再び、音楽が戻ってきた 実に数年ぶりの事である 音楽は心の機微に届いて… 生活をより豊かに 彩ってくれる 彼との恋が 私の世界をモノクロから 鮮やかな色彩が氾濫する世界に 導いてくれたようだ 恒例の朝の挨…

53.君とはずっと一緒に居られると思って

年明けに いつもよりも少し かしこまった席での 食事✨のお誘いがあった 細かい経緯は忘れて しまったのだけれども… この日の私は 何かの不安感に煽られて またもやブスッとした態度を 取ってしまう お洒落をしてきたのに… …いい大人なのに どうして彼に対し…

52.ゼロポイントフィールド

彼の方も仕事が順調のようだった 次々と大きなアカウントが取れ 忙しいながらも 充実した日を 過ごしているようだった 彼のスゴイと思うところは 仕事の忙しさを言い訳に 時間が取れない…と、 言わないところだ 仕事は仕事… 私は私… それぞれの領域が 彼の中…

51.貴方の声に心も開く

慌ただしく季節が流れ また師走になった プラタナスの落ち葉舞う 2人が出逢った 特別な季節だ… いつものお店で 彼と逢う… スパークリング𓈒𓂂𓏸で乾杯し 日々のアップデートを 報告し合う そんないつものデートだった 突然 彼が私に プレゼントがあると 小さな…

50.夫との温度差

両親の金婚式が 秋に控えていた… 私は本当に 産まれた時から パパっ子で… 父親が大好きだった この人を喜ばせたい… この人のしたい事を 私が実現していきたい… そんな思いをいつも 持っている娘だったから 父親が喜ぶような 実家家族の集まりやイベントは い…

49.揺り戻し2

再会してから 半年が経過しつつあった… 彼とは順調かつ定期的に 逢っていたはけれども …私の愛への恐れが…完全に 無くなった訳ではない 付き合えば 付き合うほど… 好きになれば 好きになるほど… 抱かれれば 抱かれるほど… お別れが近く なってしまうのかもし…

48.ソウルメイト

時間は少し遡る… 私がIPOの為の増員として 再就職した会社で 特別な 出逢いがあったのだ 私は人事総務部 彼女は経営企画室 歳下だけれども 姉御肌で… 入社して間もない私を 何かと面倒見てくれる存在だった 知性は瞳にこそ 顕れると思うのだけれども 彼女も…

47.君に出逢う為に…

…そんな気づきを 彼に共有する機会があった 私は思った事 感じた事を 全て率直に 彼には話してしまうのだけれども 彼はまるで私専用の カウンセラーであり メンターであり 父親であり… ヒーラーなのである そして 雅子は充分、頑張ってきたよ… と、ただ寄り…

46.羽化

彼と関わる中で 私の中での様々な 価値の変容が起きてきた… 愛についてである 少しづつ… 少しづつ… 新しい価値観が 育まれた 今まで私は 一生懸命…愛されようと 努力をして 頑張ってきて 愛を得ようとしていた だけれども… そのやり方こそが そもそも 違うの…

45.時間を超えて

気温が低くて 寒い春だった… 仕事も徐々に忙しくなっていた 並行して彼とも頻繁に 逢っていたから… 体力的に無理もあったのか 身体がついていけず どうやら風邪をひいてしまったようだ ゴホゴホゴホ… 私は風邪が重症化すると 気管支炎になる… …不思議なのだ…

44.ロセッティ

彼の誕生日がもうすぐだった …色々あったけれども 今年もまた2人でお誕生日が 祝える幸せを 私は かみ締めていた どうせなら 美術展を観てから 食事をしようと… プランして彼に声を掛けた 彼は喜んで誘いに 応じてくれた ダンテ・ガブリエル・ロセッティは… …

43.最低でも週に1度は逢いたい

そんな風に 再会してからは たまに大きな問題が 起こったとしても さらに2人の距離は 縮まったし おおむね順調に? 愛を深めていったように思う ただ 気持ちが大きくなるに連れて 私の恐怖が終息した訳でもない やはり 恋愛=期間限定 と思う気持ちもあった …

ex1.愛の証明

雅子です( ˊᵕˋ )♡.°⑅ いつもblogを読んでくださり 本当にありがとうございます✨️ エピソードから少し離れて 番外編をex.で紹介していこうと 思います さて… ツイン男性は 自分を磨く事が大好き(*´˘`*)です❣️ 自分大好き人間ですからね笑 もともと向上心が高…

42.My master peace

…私は自分の思いを 口にする事が苦手で… (今はだいぶ鍛えられたけれど( ˊᵕˋ ;) 再会して…順調に お付き合いをしていても それはあまり変わらなかったと思う ましてや 『愛してる』なんて… そもそも 『愛』の定義が 自分にはわからなかったし 『愛』と言う言…

41.ultra feminine

バレンタインのお返しに… 何か私に贈り物をしたいと… 彼が言う 気持ちだけでも嬉しいから 十分だったけれど せっかくだから記念に 何かを贈ってもらおうと 考えて 2人の好きなDiorで 口紅を贈って貰う事にした 『雅子は紅い口紅が本当に 良く似合う』 そんな…

40.再びのあの海へ…

自然な流れだったと思う… 戸惑う気持ちが 無かったわけでは無いけど それよりも 彼に愛されたい 気持ちの方が 大きかったように思う… 彼が慎重に 場所を、セレクトしてくれた …これはツインあるある なのかも知れないけれど… 彼は私の要望を 完璧に理解して…

39.oysterとchocolate

バレンタインだった… 前の年も 私が、ランナーになる前に チョコレートは ちゃんと渡していたけれど… 今回はちゃんと 気持ちを入れて お祝いがしたい …そんなふうに思っていた そして せっかくなら チョコレートを渡すだけではなく 2人の好物の オイスターで…

37.ボヘミアン・ラプソディ

この時期の私は… 過去のやり方をまだ完全に 捨て去る事は …出来ていなかったように思う 彼への愛を自覚しながらも 並行して… 定例会議で東京に来る ギラ男とも逢っていたから… むしろ ギラ男の存在は 私にとっての 抑止力だったのかもしれない 彼を愛し過ぎ…

36.貴方が愛おしい

仕事は順調だった… 覚える事もそれなりには あったけれど やり甲斐をも感じつつあった IPOを目指すようは会社は やはり活力がある そんな環境に身を置く事が ワクワクするような 楽しさを 私に感じさせてくれる 師走のその日は 夕方から 某古本屋町の会場で…

35.雨に唄えば…

傘の受け渡しで、彼と2人で 逢う事になった 私の依頼で 傘を取ってきてくれた彼に お礼を言わなければ… そして 迷ったけれども… 恋愛部分には触れず 一番辛い時期に寄り添ってくれた 貴方にどれだけ救われたか… と言う、1年間の感謝の気持ちを 認めたクリス…

34.Re:スタート

新しい生活がはじまった 決まった時間に起きて 出社する生活… 緊張感はあるものの メリハリのある生活に ある種の心地良さも感じる …入社して数週間が経過した頃 先輩を通じて 彼から連絡が入った 私の再就職を祝いたいとの事… …正直、忘れたかった 恋愛が 1…

33.秋の日のため息の…

そんな日を過ごす中… 並行するように…ギラ男からも 連絡があった この時点での私は まだギラ男に執着があったように 思う ストイックに常に自分を 高める姿に… ビジネスパーソンとしての 理想像のようなものすら 持っていた 営業マンだから… 人脈、知見、全…

32.会社からのスカウト

そんな経緯で参加した 東京都の会社説明会… 参加企業で人事のポジションを 探したら… 2社ほど、あったので 早速インタビューを申し込む 別にここで決めなくても いいや…参考までに話を聴くだけで そんな軽い気持ちだった インタビューをした後、 その企業の…

31.会社説明会

人事の仕事は… このキャリアチェンジプログラムを 受講する前は、正直、 お腹いっぱい…と思っていた 人事の仕事を通じて 人を助けたりする事は… 私の適職だとは思うのだけれど 外資系企業で就いていた HR(人事)の仕事に ウンザリして 我慢が出来なくなって …

30.キャリアチェンジプログラム

予定していたセミナーがはじまった キャリアチェンジプログラム… 3日間のグループワークを含む 自分のキャリアの方向性を 辿る内容だった 自分を客観的に知る機会は なかなか無いから とても興味深くて 参加する事にした また、このセミナーを申し込む際に …

29.帰国した日に…

旅行中も彼の事は 考えないようにした… 考えると 胸が痛んだから… 今 何を思ってどう感じているのか… わかるよしも無いし わかる資格も、無い 諦めて忘れようと…思った 帰国した日に… 詳しくは忘れたけれども ギラ男から連絡があった 何だろう?こっちの反応…

38.天国と地獄

映画は…彼の仕事の都合もあり… 日にちが2回ほど調整された 普段は大人なはずなのに… 彼と関わると 私はまるで子供に戻ってしまう 映画の予定がようやく 決まったものの… 今度は 何かLINEのやり取りで 彼の返事が… (忙しかったのだと思うけれど…) あまり私の…

28.ホーチミンへの旅

体調もだいぶ良くなってきたし 夫が夏休みに 何処かに行こう…と言う 彼の事を忘れたかったし… たまに連絡してくるギラ男も 色んな事が 煩わしく思った 気分転換も良いかもしれない 夫の誘いに 応じる事にした… Baliには何度も行ったし Vietnamに行ってみよう…

27.彼の事は考えない

好きな気持ちを押さえて… 彼には何も言わずに 黙って距離を取る 連絡手段も一切絶って… 湧き上がる愛を抑えるのは… 自分の中の愛に背くのは 愛を拒絶されるのとはまた 違った苦しみが あるのかもしれない… 自分で自分の思いを 噛み締めながらも 葬る… 今は何…