Under the Roses

-薔薇の下での誓約の元に-

91.オディロン・ルドンの中庭で…

スケジュールを調整した結果

ほぼ年末のとある日に

彼との再会が決まった…。

 

本当に逢えるなんて

なんか嘘みたい…

 

実は

彼から最初に提案があった

2人の記念日…

 

覚えていてくれて

とってもとっても

嬉しかったのだけれども…

 

前述したような

特別な年だからこそ

忘れない為にも逢わない事にした…

 

という以外にも

実は本当の理由があった…‼️

 

…目が腫れていたのだ…( ̄▽ ̄;)

 

連日…気がつくと涙が零れてしまい

 

私は12月の頭から2週間近くも

泣きっぱなしだったのだ

 

そんな断続的に長期間泣いたのも

人生初めてである

 

彼は私に色んな

人生初めてをくれるのだ

 

もとい

 

彼から連絡が来たから

涙が出た訳では無く…

 

…深い愛に

 

自分は既に満たされていた事に

気づいた事に、魂が震えて

 

涙がつーーーーーーっと

落ちてくる…これの繰り返しだった

 

そんな理由で

 

私の瞼は腫れていた…!!

 

彼とは

 

半年ぶりに逢うのだから

ベストな状態で逢いたい!

 

そして

またこれも奇遇なのだが…

 

彼と連絡が復活する前から

 

美容院✂️とネイル💅の

予約をしており…

 

彼と再会する日は

仕上がったばかりの

数日後と言う…

 

素晴らしいタイミングでもあったのだ

 

つくづく

 

こんな些細な事も

不思議な程の…

 

ベストなタイミングなのだ

 

本当に

 

自分で予め決めて来た

人生のシナリオがあって…

 

その通りに進んでいるようにも思う

 

もとい

 

約束した日は

冬晴れ☀️の美しい日だった

 

出逢った頃に2人で観に行った

美術館の中庭で

 

彼と待ち合わせる事になった…

 

待ち合わせ場所に

近づくにつれて心臓が

ドキドキする…。

 

何て話しかければ良いのか…。

考えても言葉が出てこない…。

 

考えても分からない時は

流れに身を任せてみよう

 

待ち合わせ時間の少し前に…

 

光射し込む

緑が美しい中庭に向かう…

 

彼は少し前から待っているようだ

 

何て声を掛けよう…。

 

そんな思いを巡らせながら

歩いていたら…

 

中庭で…少し俯きながら

ベンチに佇む彼を

 

私はスグに見つけてしまった

 

…彼はまだ気が付かない…

 

そっと近づく…

 

聴いてきたイヤホンを外しながら

彼の耳に唇を寄せる…。

 

『…愛している』

 

気がついたら、そう話しかけいた

 

思考を全て超えて…私は

彼に微笑みかけていた

 

そして…ベンチに佇む彼を

 

立ったままで

そのまま抱き締めていた…。

 

…身体が勝手に

動いていたのかもしれない…。

 

別離が辛かったのは

もちろん私にもそうだけれども

 

距離を置く側の辛さも

私にはわかるから…

 

彼の方がきっと

より辛かったはずだ

 

2人で微笑み合う

 

…実に半年ぶりの…笑顔だった。

 

色んな事があったけれど…

 

2人はそんな過去の痛みすら

全てを超えて…

 

今、2人がここに居る事が

奇跡のようでもあり

 

全てのように思った…。

 

師走の街の慌ただしさから

離れるように…

 

2人で手を繋いで歩く…

 

日当たりの良い

静かなベンチを見つけて

そこに腰を降ろした…。

 

『君に謝りたかったんだ。』

 

『謝る必要なんて無い。貴方のおかげて

      自分と深く向き合う事が出来たから。

          必要な時間だった。むしろ

                       貴方に感謝している…。』

 

そんな風に会話をはじめる…。

 

別れてから…自分がしてきた事を

思うまま報告する…。

 

離婚調停を取り下げた事…

キャリコンの事…

実家家族の事…

色んな試みを

自分なりにして来た事…

 

不思議なメッセージを貰い

貴方に連絡したくなった事…

 

そうして今、どのように

感じているのかも

 

2人の関わりについても

話した

 

自律的に判断していたハズの自分が

いつしか貴方に依存していた事…

 

貴方が私を幸せにしてくれるように

思っていた事…

 

自分を幸せにするのは…

例え恋人であったとしても

 

その人では無い、自分自身なのだと…。

 

貴方に対しても色んな感情が

あったけれども…それでも最終的に

愛する気持ちだけは

捨てられ無かった事…。

 

それらを話すそばから

またも涙が零れる…。

 

あの感動の領域に

意識がまた触れたのだ…。

 

愛されている事に自分はどうして

気が付かなかったのか…。

 

護られている事にも…!!

 

話す合間に

彼が私に唇を寄せてくる

 

何度も何度もKissを交わす…。

 

彼とは沢山Kissをしてきたけれども

 

最初にされた不意打ちの

熱が籠ったKissや

 

1回目の再会後の

情熱的なKissとも違って

 

深い慈愛と癒しを感じるような

Kissだった…

 

そして半年、音信不通だったとは

思えない感触…。

あまりにも何時も通りで…。

 

やはりこの人と居るのは

あまりに当たり前のように

シックリ来るのだ…。

 

しみじみと思う…。

 

涙が止まった頃を見計らって

 

再会したら必ず

彼に言おうと思っていた

事を思い切って口にする…。

 

ギラ男との事についてだ…。

 

自分としては

決して

2人の男性と重複して

お付き合いをしていたつもりは

無いけれども…

 

1回目のサイレント期間…

 

貴方と再び

付き合う事になるとは

思ってもいなかったし

 

私はギラ男と逢っていた

 

それに

恋愛とは期間限定だと

賞味期限があるものなのだと

思っていた事

 

それが

貴方との出逢いによって

変わっていった事…

 

徐々に貴方に愛されていく中で

貴方が与えてくれるものこそが

真実の愛なのだと

思っていった事…

 

1回目のサイレントが

明けた後には

もう逢う事はなかったけれど

 

その事を

貴方に言えないでいた事が

心の淤のようになっていた…と、

 

彼に話す…。

 

また

その事を言おうと思いながらも

 

貴方の愛情を

少しでも喪いたくない自分が居て

何度かあった機会を逃してしまった事

 

貴方は分かっていたかも

しれないけれど

 

どうしても言えない自分が居た

 

言えないと言う事は

 

貴方の愛を

信じて居なかった事になる

 

そして、その事をずっと

後悔していたから…

 

もしも貴方に

再会する事あったならば

 

必ず言おうと…

心に決めていた事…

 

彼は黙って…聴いてくれた。

 

そして私に

ちゃんと言わなきゃダメだろ!…と

諭して叱ってくれた

 

…きっと私の為に

敢えてそのように

言ってくれたのだろう…

 

やはり

この人の愛の次元はどうして

こんなにも高いのだろう…。

 

年明けに逢う事を約束して…

 

その日は

 

交差点で別れ際にKissをして

 

別れた…

 

私の

ドラマティックで

ロマンティックなストーリィは

まだ続くのらしい。

 

どんなワクワクを

どんな切なさを

私におしえてくれるのか…。

 

私の魂は

楽しみにしているのである♡

 

ツインレイ#スピリチュアル

#大人の純愛#霊性開花

#女性性#自分軸

 

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