Under the Roses

-薔薇の下での誓約の元に-

116.2人の男と1人の女

 

入社した会社の仕事にもようやく慣れて…自分なりのやり甲斐を感じ初めていた頃だったのかもしれない…。

 

本来、私がやりたかったカウンセラーのお仕事では無いものの、リクルーターというお仕事は採用面接という1on1の採用面接がセットされるから…

 

その人の持つ内面的…潜在的な輝きを探す事が得意な私に取っては、ピッタリの部分もあったのだ

 

また、彼とは定期的に逢えており…会社のオフィス地までlunch🍽に来てくれる事もしばしば有り…まるで過保護な保護者のような彼の優しさに私は満足していた…

 

そして…

 

ここもやはり再会後のマイルールを遵守していて、デートのお誘いをするのは基本的には彼の主体性に任せていた

 

何故なら私は、彼の方から誘われて、請われて、求められる存在である…と、自分を定義しているから笑

 

自分からリクエストをして彼に逢う事については…この時期はまだ気乗りしない自分がいたのかもしれない…。

 

執着したくない…と、厳しく自分を律していたのだ。

 

それでも…仕事で感じられる充実感とは別に…

 

彼から連絡が来ると、心が踊り、世界が一気に鮮やかに彩られるように感じるのだった

 

もとい仕事の方はスタートアップのメンバーを数十人単位で多量に雇用しなければいけないプロジェクトが走っており…

 

私は毎日コンスタントリーに3人の入社候補者…所謂、Candidatesとの面談をこなし、所感を纏め合否の判断をする傍ら、各種採用ツールを駆使しての採用活動のあれこれ、2次選考の面接官へのエスカレーション、内定者への連絡、入社手続きあれこれ…と慌ただしい渦に巻き込まれつつあった…。

 

そんな忙しい毎日を過ごす中で物思いに耽る、

自分を取り巻く現在の環境について…である

 

夫とツインの彼…。私を取り巻く2人の男性。

 

夫とは離婚したくてもどうしても出来なかった


タイミングが違ったのかもしれないし、まだ学びが残っていたのかどうか、今でも定かでは無い

 

自然の流れには逆らえなかった…と言うのが私側の真実である

 

だから

 

愛があるのか?と問わ言れたら正直、わからないとしか言えなかった…

 

それは

 

自分の中の男性に対する愛の定義が変わってしまった事にも由来する

 

ツイン彼が…普段はふわりと控えめながらも、時に言葉と行動を駆使して明確に表明してくる強い私への思いを目の当たりにしてしまうと…

 

比較するべきで物では無いとは思うのだけれども…

 

夫の見せてくれる精一杯の努力は…果たしてそれは私に対する愛なのかどうなのか…分かりかねてしまうのだ

 

夫は…独りになりたく無いだけなのかもしれない…

 

死に際に寄り添ってくれる人を求めているのならば、私でなくても良いのかもしれない…

 

そんな思いが常にある

 

努力して貰っているのは分かっているし、感謝ももちろん、している!

 

だけれども…

 

幸せになって貰いたいのだ…。私と一緒に居て果たして夫は幸せなのだろうか…と思案に暮れる時があるのだ…。

 

そんな時、決まって思い出すのは…私が今までの人生に於いて心惹かれた数々の映画や本、演劇などのラブストーリーである…。

 

色んな名作が私の心を捉えたのであるが…


気が付いたらどれも同じ傾向がある事に気が付いたのだ…(꒪д꒪II

 

私が夢中になってきたお話はどれも…

 

2人の男性と1人の女性…こんな物語が多いのである…!( ̄▽ ̄;)

 

特にミュージカルも数回観て、映画でも何回も何回も観てCDもDVDも所持している程、大好きで夢中になった『オペラ座の怪人』の物語は…

 

世紀末のパリ・オペラ座を舞台としたミステリーで、2人の男と1人の女の物語なのである🥀

 

具体的には

 

オペラ座のスターを目指すヒロインを巡って

 

先生・指導者の役割を担うファントムに対して

 

幼なじみの時から結婚の約束をしていた恋人、ラウルが…

 

どうも自分の今の境遇にピッタリと当て嵌るようにも思って、愕然とするのだ!( ̄▽ ̄;)

 

ヒロインの技術を更に上を向上させるべく指導者として導くのも男性の持つ、愛の現れであるのならば…

 

ただ、ありのままの彼女そのものに寄り添い、喜びも悲しみも分かち合うのも又、男性の持つ、愛の現れであるのだと、思うのだ…

 

どちらが正しい、間違っている

そのような物では無い事もわかってはいる

 

…どちらを選ぶという物でも無いのだろう

ただ…その時の自分がどちらの波長に合うのか…

 

そのような事なのかもしれない…

 

在るがままの存在を受け容れ…寄り添う愛…


今の私はこちらを求めているのだろう…

 

そして

 

人生には自分で予め決めてきたストーリーがあるのだとすれば…

 

やはり…2人の男と1人の女の物語は、自分が今世で決めてきたストーリーのようにも感じていて…

 

ひょっとしたら過去形からの持ち越しの部分もあるのかもしれないが…(前世では2人の女と1人の男だったのかもしれない!笑)

 

今世、どんな展開になるのかを…


私と言うヒロインを演じながらも、たまには俯瞰の立場で…先行きを楽しみにしているのである💖

 

皆さまのストーリーはどんな展開ですか?( *´艸`)

 

PS.ご興味がありましたら…映画版オペラ座の怪人を是非❣️鑑賞してみて下さいませ!

アンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽も素晴らしい普及の名作です💫✨🥰

 

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