彼の誕生日がもうすぐだった
…色々あったけれども
今年もまた2人でお誕生日が
祝える幸せを
私は
かみ締めていた
どうせなら
美術展を観てから
食事をしようと…
プランして彼に声を掛けた
彼は喜んで誘いに
応じてくれた
ダンテ・ガブリエル・ロセッティは…
ラファエル前派の画家で
優美で華麗なタッチが
観る人を惹き付ける…
特にこの『魔性のヴィーナス』と
題された1枚は
中学生の頃に観て
その艶やかさに
衝撃を受けて
模写すらした絵だから…
彼と一緒に観れるのが
嬉しくて…
仕方がなかった
事件が起こった
ささいな行き違いで
よくよく振り返れば
私がちゃんと時間を伝えて
いなかったのだけれども
私は彼に激怒してしまった
…どうして
この人に関する事だと
こうも感情のコントロール
できないのか…
怒りに任せて
明日はもう行かない!
知らない!…と
言ってしまったのだ!
どうして
彼と対峙していると
私は子供みたいに
感情的に
なってしまうのだろう…!
子供っぽい独占欲?
何なんだろう?
自分の激情を持て余す…
彼は突然の私の
激高が意味不明だったと思う( ˊᵕˋ ;)
そんなやり取りで
終わってしまってから…
夜になり
私はとても後悔した
癇癪みたいにして
楽しみにしていた予定を
全て
台無しにしてしまったから
謝ろうと…
コンタクトしようとしたら
…LINEが送れない
え?どーゆー事?
何度送っても…送れない?
…これは憶測だけれども
彼は、恐らくLINEのアプリを
一旦、消去したのだと思う…
私からのメッセージを
悲しいのと
腹ただしいのとで
もう見たくなかったのかも
しれない…
一方私は、状況が全く掴めず
眠れない夜を過した…
そして自分のした事を
激しく後悔した…
ほとんど徹夜の
翌朝ようやく
彼と連絡が取れた…
アプリの調子が悪くて
何回も入れ直したとの本人の弁…
正解はわからないけれども
どうやら
この人を怒らせると
予想打にしない事が起こる…
との
認識が…さらに強まった
絶対に敵にまわしたくない( ˊᵕˋ ;)
そして結局、私が
どれだけ深く彼を愛しているのか…を
自覚させられる事象が
何故だか…起こる…
一体何なんのだろう…?
寝不足の顔で彼と予定どおりの
美術館前の広場で逢う…
お互いに微妙な雰囲気…。
『連絡が取れなくても
僕はここに居て君を待っていようと…
思ったよ』
『…ごめんなさい…』
『…貴方にはちゃんと配偶者がいて
どうして私が必要なのか…
たまに分からなくなるの…
どうして、私なの?』
『…全然、ベクトルが違う愛情なんだよ
全く熱量が違うんだ……』
…わだかまりが、完全に
無くなった訳ではない
だけれども
…2人で模索しながら
進んでいきたい…
2人の道を
歩んでいきたい
…そのように思いながら
彼の差し出す手を取って
歩き出した
彼と祝う
2回目の誕生日…
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