Under the Roses

-薔薇の下での誓約の元に-

98.you are my half

父の葬儀で中断していた

 

キャリアコンサルタント実技試験の為の

部長との2人の勉強会がはじまった…

 

悲しみに暮れそうな期間

注力出来るものがあるのは

本当に有難い事だ

 

実技試験は3月…

 

部長と決めたルールに添い

1週間に2度、火木と

東京駅八重洲口の会議室で

ロープレを行う事になった

 

彼からは

その激動の期間、連絡は無かった

 

わざわざ訃報を知らせる事も

憚られたし…

 

葬儀、手続き関係がようやく

終息したValentineの日に…

メールを送ってみる事にした

 

Happy Valentine❣️

You are my half.
Actually!


& I only love you eternally,
Darling…♡♡♡

 

そんな文章を送る…。

 

何故かこの頃は2人で

 

英文テキストでのメールのやり取りを

楽しんでいた

 

彼からすぐに返信が届いて

翌日のlunch🍽に逢う事になった

 

父の事もあり

あまり華やかな色彩を纏う気になれず

 

柔らかいアイボリーの

ウールのスカートと

黒のニット、黒のロングブーツで

モノトーンのコーディネートする

 

待ち合わせ場所で彼に逢う

 

偶然なのだけれども

 

彼もオフホワイトのデニムに

黒のニットと黒のジャケットの 

モノトーンで現れた

 

不思議な偶然…。

 

状況を言わない訳にもいかず…

父の訃報を知らせる…

 

言葉に詰まる彼

 

話すそばから

涙が滴り落ちるけれども…

 

頼もしい腕が伸びて

私を抱き寄せる…

 

私が安心して泣けるのは

やはりこの人の腕の中なのだ

 

そんな思いを強くする

 

父の訃報に際して

 

私の心の穴に付け入るような

夫の前では 

私は絶対に泣かなかった

 

いや…泣けなかったのだ

 

抱き寄せようとした夫の 

腕から逃げた事を思う…

 

父は生前

離婚調停取り下げ後の

夫に会おうとはしなかった

 

私を傷つけた夫を

許していなかったのか…

 

戒めとしてそうしたのか…

今となっては分かる由もない

 

彼と一緒に居るだけで

私の中の…凝り固まった何かが

温かい涙とともに氷解するような

そんな感覚…。

 

そして

 

涙に暮れる私に

彼は唇を寄せてくるのだ。

 

翌日…彼から

chocolateのお礼と一緒に

メールが届く…。

 

心の籠った内容に改めて涙が

溢れた…。

 

彼は父の事をこんな言葉で

追悼してくれた…

 

私の一部が父なら、

父の一部も私であり…

 

ならば自分にとっても掛替えのない

愛すべき方…だと…✨️

 

そして文末 はこのような言葉で

締めくくられていた

 

『お父上のご冥福を心から、

                          心からお祈りします。 

 

    そして雅子をこの世に

           創造してくれたことに心から感謝✨』

 

 

ツインレイ#スピリチュアル

#大人の純愛#霊性開花

#女性性#自分軸

 

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