Under the Roses

-薔薇の下での誓約の元に-

78.離婚調停取り下げ

その日は混乱した頭のまま

ソウルメイトの彼女に

連絡をした

 

彼女は何かと調停の

戦略も練ってくれていた

私の側の頼もしい軍師でもあった

 

経緯を話し、絶句されるも

 

…そーか弁護士立てて来たか…と

冷静に対処する

 

どこか

 

心ここならあらずな私に彼女は

 

会社が終わる時間に

一緒に飲もう!と声を掛けてくれた

 

涙でボロボロだから断る…というと

いいから出て来いと、

私に言うのだ…。

 

…。本来なら絶対断るのだが

 

彼女の言葉に甘えて…

飲みに行く事になった

 

2人で今後の策を講じる…。

 

こちらも弁護士を立てる方法…

法テラスを利用したりetc…。

 

こんな時に真底思う…

 

日本の法律と言うか…社会は

 

男性に反旗を翻そうとしている

女性に対して、優しくないのだ

 

色んな悔しさを噛み締める

 

離婚調停の最中にお別れした彼

 

どうして1番、寄り添って欲しい時に

居てくれないのか…!

 

弁護士を立てて徹底抗戦を

仕掛けた来た夫…!

 

男はみんな勝手だ!

 

勝手に私を踏みつけていく…。

 

そんな悔しさを噛み締める…。

 

彼に対する怒りもある!

 

あんなに真摯に愛を寄せてくれた人が

私には電話一本の一言で

お別れなのか…?

 

私達はそんなに簡単な関係

だったのだろうか…。

 

全て、理解が、出来ない

 

やるせない思いを彼女に語る…。

 

ならその思いの丈を

彼に伝えて見れば良い…!

と、彼女が言う

 

どうせ別れているのだし

言いたい事を言おうが

言わまいが…

 

彼は今どっちみち身動きが 

取れないのだろうから…

 

言っても言わなくても

結果が変わらないのであれば

 

私の想いをぶつけて見れば良い…

と、言うのである

 

なるほど

 

自分では思いつかなかった

視点だった…。

 

帰宅しながら考えてみる…。

確かに…彼女の言う通りかも

しれない…。

 

文章を考える事にした…。

何て書こうか…。

 

貴方との突然のお別れから…

1ヶ月が経過しますが

私はまだその事実を

受け止めきれずに居ます…。

と、書き出す。

 

貴方は私に取って

自分の半身に等しい

存在だった…。今はただ、ただ

貴方の居ない欠乏感に私は耐えて居る…。

 

貴方に時間をかけて愛情を寄せて貰った

私だったから…こんなにも簡単に

それも、たった一本の数分の電話で

関係を終わらせるなんて…

 

自分達の関係はこんなにも簡単で

あっけなかったのだと…、

その思いが私を苛むと…。

 

信じられない思いで一杯で、

毎日が耐え難い程に辛くて…

貴方の存在の大きさを

改めて感じている…と、認めた。

 

思い切って送信ボタンを押す…。

 

返事を期待していた訳ではない…。

 

だけれども、程なくして彼から

返信が来た。

 

2人の関係がそんなに簡単で

軽いものだったと言う事は…

絶対に、無い

 

2人で交わした愛、君の笑顔が

今も自分の中に焼き付いているのが

何よりもの証拠

 

間違い無く、今が一番愛している

そんな…燃えたぎるような想いを

胸にかかえている…。

 

だけれども、その燃えたぎるような

思いを持って、どうすれば良いのかが

今の自分にはわからない

 

わからない事が

逢いたくて仕方ない気持ちに

ブレーキをかけるんだ

しばらく時間が欲しい

申し訳ない。

 

そんな内容が綴られていた…。

 

彼から返事が来た事で

私はますます混乱状態という

彼に対する、執着を

強めてしまった…。

 

愛しているのに

なぜ?

 

わからなかった。

 

ツインレイ#スピリチュアル

#大人の純愛#霊性開花

#女性性#自分軸

 

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